読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

読書記録 2019年4月の読書記録 

4月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:766
ナイス数:4

明治日本労働通信―労働組合の誕生 (岩波文庫)明治日本労働通信―労働組合の誕生 (岩波文庫)感想
著者は、憲法委員会のメンバーであった高野岩三郎の実兄である。その実兄が日本で最初の労働組合を作ったのである。 著者・高野房太郎はアメリカに住んでいるとき、労働運動に目覚め、アメリカ総労働同盟の創始者・ゴンバーズの知己を得て、日本でのオルグ担当を任せられる。 著者は労使協調路線であり、急進的な社会主義と袂を別つ穏健的な労働組合を目指していた。 その労働組合ができる苦闘や、当時の労働者の生活ぶりがよくわかる貴重な資料である。 労働組合について一家言がある人間は必携の書物である。
読了日:04月14日 著者:高野 房太郎
戦後日本の労働運動 (1955年) (岩波新書)戦後日本の労働運動 (1955年) (岩波新書)感想
労働省ができたのはGHQ占領日本での社会党片山内閣のとき、激越な労働運動に対応した苦肉の策だったことも本書で私は初めて知った。 本書は労働運動からみた経済史ともいえる。 戦後労働運動の歴史を概観できる重要な書物です。
読了日:04月06日 著者:大河内 一男

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