2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
本書ほど、日本の労働組合の欠点を抉り出した本は他にはないのではないか。 日本の労働組合のストは嫌がらせのようなものであり、アメリカの労働組合が実施するストライキ100日とは異なる。 そして、日本の企業別労組が、その日本の労働組合の一時期までの中…
徹底的に労働者側に立ち、労働組合を結成しようとしたりすると会社がいかに嫌がらせをしてくるかを、労働委員会が出した不当労働行為命令文を実例に、労働者や労働組合の権利を語る。 昭和34年発行である。 当時は、学者も労働者や労働組合の権利を重要視し…
本書は「現代法の学び方」「現代日本法史」「現代日本法入門」に続く4冊目であり、その4冊すべてに、渡辺祥三氏が関わっている。 痛みを伴う改革というようなことを言い出したのは細川護煕からだという事実が押さえられている。現状につながる政権与党多数に…
本書を読むと、大日本帝国憲法下では、なんと、裁判官は、官吏無責任の原則を宣言している。 中曽根は、日本国憲法へ変わった敗戦後の日本でも、日本国憲法は義務が、納税、勤労、教育を受けさせる義務の3つしかない、と口をこぼしていることが本書で知った…
語学書で他国語を学ぶのは苦痛以外何物でもない。 その苦痛を通じて、せめてもの、英語でさえも身に着けたいと考え、挑戦した。 一体、読み終えるのに、どのくらいの時間がかかったのか。 また、読んでみることにする。 総合英語be 作者:平賀正子,鈴木希明 …
5月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:2069ナイス数:10歴史を考えるヒント (新潮文庫)の感想日本という国名が初めて使われたのは浄御原令が発布された689年である。 つまり、689年以前は、倭というのが国名だったのである。 だから、574年生ま…
年間購読一括払いの「選択」だが、バックナンバーだと、一冊ずつ買える。ですので、4月号を読んでいます。 全く、マスコミやインターネットにも出ない情報や論説が満載で読み応えがあります。 しかし、年間購読は無理なので、バックナンバーを買っていきます…
監獄で出会った、ゲイとテロリストの会話体の小説である。 同性愛というものへの理解を示すため、原注が付され、テクストが紹介され、同性愛とは何かが記されている。 小説作品中のテロリストであるバレンティンは、同性愛傾向はまったくないのだが、ゲイの…
マルクスが生活費を稼ぐため、ニューヨーク・デイ・トリビューンやピープルズ・ペーパーなどの新聞に書いたジャーナリスティックな記事がこの巻には収録されている。マルクスが書いたそれら新聞記事が国家の本質を抉り出している。 イギリスのチャーチスト運…