読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

読書記録174(2021年38冊目) 釜ヶ崎と福音 本田 哲郎 著 岩波現代文庫

 

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読書期間8月4日~9月28日

私は、読んでいる途中から、うつ状態になり、読書どころではなくなり、読み通すのに約1か月半くらいかかった。うつ状態になったのは、私の持病の双極性障害だからであり、本書とはむろん、関係ない。

本書が取り上げる主題は、神やキリストはどこに存在し、またそのことを認識すれば行動が変わる、というようなものともいえる。

実は、神やキリストは底辺、貧しく小さくされたものと共にある、というのが本書の大きな主題である。そして、そのことを著者は、釜ヶ崎での活動を通じて、得た認識である。その認識は、凡百の宗教者よりも優れているし、活動家よりも優れている。

とにかく重い内容である。