読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

読書記録33 魂鎮への道 飯田 進 著 不二出版 2019/05/29

本書は南方戦線で痛ましい戦争体験に遭遇した大日本帝国軍を掘り起こすルポルタージュです。著者自身が、有期刑の戦犯であり、絞死刑とわけ隔てたものは何なのか。自己反省を伴いながら、中国大陸での大日本帝国軍の残虐性を指弾し、戦争の悲惨さを訴える「…

読書記録31 天皇の軍隊 本多勝一・長沼節夫 著 朝日文庫 2019/05/26

いかに天皇の軍隊が中国大陸で残忍、残虐なことをしてきたかをたどる歴史ルポルタージュです。 本書で初めて知ったが、天皇の軍隊は、食料がなくなると中国人を殺して食べたのだ。 おそろしや、天皇の軍隊!

読書記録30 天皇制と民衆 後藤靖 編 東京大学出版会 2019/05/26

古代律令制がなぜ倭国で進行したか。読み始めなので古代史の部分だけのメモです。 なんと、唐に対して新羅と対抗できうる国家体制をつくるというという政治理念とともに、天皇が祭り上げられていくのである。さらに、倭国は新羅とほぼ平行して律令制を作って…

読書記録 2019年4月の読書記録 

4月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:766ナイス数:4明治日本労働通信―労働組合の誕生 (岩波文庫)の感想著者は、憲法委員会のメンバーであった高野岩三郎の実兄である。その実兄が日本で最初の労働組合を作ったのである。 著者・高野房太郎はア…

読書記録29 いかそう日本国憲法 奥平康弘 著 岩波ジュニア新書 2019/05/06

なぜ、自衛権さえ否定している憲法第9条がある国・日本で軍事大国化が進むのかを憲法と絡めて論じる。 本書を読んで小沢一郎がキレモノという私の評価が見事に粉砕される。 そして、またひとつ、わかったのは、「集団的自衛権」に対し、「個別的自衛権」は「…

読書記録28 野党協力の深層 平野貞夫 著 詩想社 2019/05/06

読後、やはり小沢一郎はキレモノか、と思ったが、 その後、読んだ、奥平康弘氏の「いかそう日本国憲法」(岩波ジュニア新書)で木端微塵に小沢一郎の「国際貢献論」が粉砕されていて、キレモノの評価をやはりやめる、 文中が「和暦」表記であるので、時代感…

読書記録 27 知的トレーニングの技術 [完全独習版] 花村太郎 著 筑摩学芸文庫 2019/05/06

知の身につけ方のハウトゥー本。 元は別冊宝島から刊行されていた本である。 山口昌男だとかジャン・ボードリヤールだとか、時代を感じさせる。

読書記録26 憲法と天皇制 横田耕一 著 岩波新書 2019/05/06

ヒロヒトが死んだときに発表された憲法と天皇についてとは何かを、憲法学者が明解に示す極めて重要な本です。 昨今、アキヒトからナルヒトへ代替わりしたばかりだから、なおさら、天皇制と憲法の関わりを知る上で重要な本です。