読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

読書記録 2020年2月冊数

2月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1945
ナイス数:14

反天皇制論 (1975年)反天皇制論 (1975年)感想
天皇制へ闘うものは差別に闘うこと、差別に闘うものは天皇制へ闘うこと、という「沖縄から見た天皇制」に書かれた言葉に私は同意する。
読了日:02月29日 著者: 
ほんとはこわい「やさしさ社会」 (ちくまプリマー新書)ほんとはこわい「やさしさ社会」 (ちくまプリマー新書)感想
やさしさには争いをあらかじめ避けたがる予防的やさしさと、間違えたり失敗しても謝罪ができて素直に受け入れられるやさしさがある。 日本社会では、後者の謝罪を認めるやさしさが非常に劣ってしまい、息苦しい社会になってしまっている。その原因が「予防的やさしさ」だ。 そのような「やさしさ」は、私から見ると、不愉快そのものである。
読了日:02月22日 著者:森 真一
速読英単語1 必修編 改訂第4版速読英単語1 必修編 改訂第4版感想
読書というより語学勉強をしていたのです。
読了日:02月22日 著者:風早 寛
文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)感想
ソンミ村虐殺をケースにして集団の悪を論じる章は何度も読み返したくなる。 集団の悪を論じたソンミ村虐殺の章は瞠目すべき文章だが、他の章の人間個人の邪悪性についての探求した認識を我々が本書を読むことで人間に対し、必要以上に善意を抱かなくなるので、地に足が立って物事を考えられるようになる。 本書で理解できることは、一見、常識人に見える人間もまた邪悪な心理を無意識に抱いてしまい、行動に出てしまうことだということである。その邪悪性を我々が理解できていれば、現実社会での幻滅はなくなるだろう。
読了日:02月22日 著者:M・スコット・ペック
なぜヒトの脳だけが大きくなったのか 人類進化最大の謎に挑む (ブルーバックス)なぜヒトの脳だけが大きくなったのか 人類進化最大の謎に挑む (ブルーバックス)感想
農耕民の前を、狩猟採集民と人類を呼ぶが、本書で初めて知ったが、採集狩猟民ではないか、という説もあることを知った。 脳は脂肪であることも本書で知った。 人類学的への興味がわいてきます。
読了日:02月08日 著者:濱田穣
ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)ヒトは「いじめ」をやめられない (小学館新書)感想
人は進化の過程で「いじめ」を獲得したのである。 それはなぜ、獲得されたのか。 人が生きるには「集団」を形成するしかなく、その「集団維持」こそが生命線であり、集団行動を乱すものが存在すると、死に直結することもあるので、いわば制裁行動として「いじめ」は獲得されたのである。「いじめ」は向社会性の産物であることがわかる。 だが、実際の学校現場の「いじめ」には対処しなければいけないので、著者は、警察を介入させたり、こわもての男を巡回させたり、「防犯カメラ」を設置するよう提案する。
読了日:02月02日 著者:中野 信子
大人のための精神分析入門 (PHP新書)大人のための精神分析入門 (PHP新書)感想
本書には恐るべきことが書かれてある。精神障害発達障害を薬物治療してしまうと、パワーアップさせてしまうということである。 精神分析はまだまだ進化過程の学問であることがわかるし、現実に使える「知」であることも本書でわかる。
読了日:02月02日 著者:妙木 浩之
外国人労働者新時代 (ちくま新書)外国人労働者新時代 (ちくま新書)感想
日本へ渡航し、労働者として働く外国人労働者の実態とその諸問題を分析し、解決の糸口を見出す本です。 外国人が来るから仕事が奪われる、というようなことを言う人に本書を、是非、読んでもらい、事実に触れ、偏見を取り除いてもらいたいです。
読了日:02月02日 著者:井口 泰

読書メーター