2021-02-04 読書記録142(2011年7冊目) 田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 渡邊 格 著 講談社 読書期間2月1日~4日 本書は、著者の父が学者であり、その学者の父ととともにハンガリーへ同伴し、それまでの「愚行」を反省し、そして、何をしてよいのかわからない息子へマルクスを読ませた結果、息子は「天然菌」と「自然栽培」のパン屋を開くまでの試行錯誤を繰り返す本である。 マルクスを読むと、世界の視野が広がる一典型だ。マルクス自身、「小経営」を否定していない。むしろ、労働者が「生産手段」を所有し、「小経営」の所有者となることすら奨励していなくもない。 これは、一風,変わったマルクスへの誘ないの本でもある。 田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 作者:渡邉 格 発売日: 2013/09/25 メディア: 単行本