読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

読書記録番外編(92)(2020年25冊目) 人間の條件 ハンナ・アレント 著 ちくま学芸文庫 逮捕2020/05/04~釈放2020/05/11

 なぜ、番外編かというと、私は、妻への傷害を負わせた被疑により、留置所へ勾留されていたからである。身柄拘束5月4日夕方〜5月6日勾留決定5月6日勾留5月6日〜5月11日。判決不起訴。今回はその事情もあり、本そのものの画像は写すことができないのでありません。ちなみに今回は釈放されてから記憶で書いている。

 

本書は、ハイデガーヤスパースから薫陶を受けたハンナ・アレントが、古代ギリシア哲学、マルクス、カント、ロック、デカルト、などなの思想家やガリレオ・ガリレイのような科学者などの文献を読み込み、その読み込みから、現代文明を「観照」し、分析し、我々人類が向かうべき方向を1958年に指し示したハンナ・アレントの代表作である。

留置所内に備え付けられている本コーナーは、ほとんどが、ミステリーか時代小説なのに、その中でなぜかハンナ・アレントの「人間の條件」が備えられていたのである。

私が再読しているとき、釈放の準備が進められ、檻から出られた。

 

 

人間の条件 (ちくま学芸文庫)

人間の条件 (ちくま学芸文庫)