読書記録132(2020年65冊目) 独学術 白鳥春彦 著 ディスカバー21 2020年12月20日読了
カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの共著『共産党宣言』を幼稚な感情論と言い切ってしまう著者の本の読み方である。
著者は「学習」と「独学」は全く別次元だと語っている。
学習とは「まねる」というような子供の行為であり、大人は「独学」していき、成長していけると断じる。
そして、自国語の日本語が怪しいのに他国語を習得できないとも語っている。
また、他国語を学びだしたら自国語へのセンスもまた研ぎ澄まされていくとも語っている。
『共産党宣言』への評価以外、著者の意見は正しい。