読書記録118 (2020年51冊目) EQ こころの知能指数 ダニエル・ゴールマン 著 講談社 2020年9月22日読了
前書きには、「こころの知能指数」は、日本の社会では珍しくない、と書いてあるが、今や、崩壊した。
現に、日本の世をにぎわせている者たちは「emotional intelligence」が欠けている人間たちが日本をこの世の春としている。
安倍元首相が牢屋に入りたくない為、病気を理由に辞任したが、仮病の疑いをもたれているような人物が元首相では、日本全体の「emotional intelligence」が低下しているといわざるを得ない。
特に、日本の「emotional intelligece」を低下させた者たちの名前を挙げておく。
この5人が筆頭ではないだろうか。
私は、本書が発売された当時、誤解していたが、ビジネス書の触れ込みで発売されたので、発売当時は全く興味はなかった。だが、せこい私は、ブックオフで100円コーナーで見つけたとき、買い、読んだ。本書は「情動的知性」が人生を豊かに実りある方向へ向かうかを示した本である。「情動的知性」による少年少女への教育と親学はまったく正反対である。親学なるものは体罰という暴行を肯定するが、「情動的知性」による教育は暴力で育てられた子はまた暴力を振るう、と暴力の連鎖を指摘している。頭に血が上り、暴力を振るわないように言葉による説得・対話を重視する。
「情動的知性=emotional intelligece」を個々が備えることで「民主主義」は達成されるだろう。