読書記録43 外務省に告ぐ 佐藤優 著 新潮文庫 2019/07/18
以前から、私は佐藤優はマルクスも論じることができ、なおかつ、右寄りの主張もできるのかが、不思議だった。本書の「亡き母にとって沖縄と日本」を読み、私はその不思議がすっきりした。
そして、佐藤優は月間1000枚を原稿に書ける驚異的な持ち主だが、その才能も「亡き母にとって沖縄と日本」を読み、納得できた。それは琉球語にとっての「魂」を表す「マブイ」に関わることなのだ。
もっとも私が考えるには月間1000枚という驚異的な枚数を稼ぐにはパソコンのキーボード入力が早く正確なのだろう、と考えた。このパソコンの能力はあくまで私の憶測である。その能力こそ外務省でワープロを叩きながら訓練した結果だろう、と私は考えるのである。