2020-06-21 読書記録101(2020年34冊目)日本社会と法 渡辺祥三・甲斐道太郎・広瀬清吾・小森田秋夫 編 岩波新書 2020/06/21 本書は「現代法の学び方」「現代日本法史」「現代日本法入門」に続く4冊目であり、その4冊すべてに、渡辺祥三氏が関わっている。 痛みを伴う改革というようなことを言い出したのは細川護煕からだという事実が押さえられている。現状につながる政権与党多数による日本政府の政治がいかに法に対する逆支配をしていることが読んでいてわかる。特に、ひどいのは最高裁だ。最高裁は、まさに、法への逆支配であり、独立した司法でなく、政権与党多数の意向に即した判決をする。