読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

読書記録 2019年3月記録

3月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1587
ナイス数:29

労働者の法律問題 (1963年) (岩波新書)労働者の法律問題 (1963年) (岩波新書)感想
本書を読むと団結権が生まれた歴史的経緯までわかる。 労働組合がなぜ労働者にとって必要かを根本的に書いてある。 それは、生存のための権利、だからだ。 余りにも本書は労働者の立場に立ち、非常にシンプルな言葉でなぜ団結権があるのかなどをカラダにしみこむかのように書いてある。全国の労働者はこの本の復刊を岩波へ要求しよう。 私はサイトを通じ復刊を要求した。
読了日:03月30日 著者:後藤 昌次郎
人間マルクス  その愛の生涯 (岩波新書)人間マルクス その愛の生涯 (岩波新書)感想
本書は、マルクスとその妻ジェニーとの愛を巡って書いてある。 結婚する前のジェニーのマルクスへの手紙は愛に憑かれた女神のようである。 マルクスとヘレーネ・デムートのあいだに生まれた子供であるフリードリヒ・デムートは、1929年1月28日、莫大な遺産を残して死んだことを本書で知る。 カールとジェニーは固い愛情と絆で結ばれていた。 マルクスはジェニーを深く愛していた。 マルクスの「愛」がわかる本である。
読了日:03月10日 著者:ピエール・デュラン
君たちはどう生きるか (岩波文庫)君たちはどう生きるか (岩波文庫)感想
主人公コぺルの友人・浦川くんは豆腐屋のせがれだが、それを「貧しき友」という章のタイトルにするそのセンスの悪さにあきれました。 とはいえ、友情や裏切りという道徳的概念をわかりやすく教えるには、本書が最適かと私は判断します。 本書が新潮社小国民文庫で出版された1937年は満州事変が1931年に起き、軍国主義台頭著しい日本のその年です。
読了日:03月10日 著者:吉野 源三郎
「天下り」とは何か (講談社現代新書)「天下り」とは何か (講談社現代新書)感想
本書を読んでわかったこと。 ・天下りは公務員の老齢年金が海外に比べて低いから行われてしまうこと。 ・天下りを公務員全員が行なっているわけではなく、中には自主的に再就職を目指す者もいるということ。 ・天下りした先で退職し退職金をもらい何社か周り退職金を得る通称「わたり」という存在がいること ・戦前の内務省の高級官僚には、当時の製造業労働者賃金の4倍と同じくらいの額の恩給をもらえたこと。 などなど、知られざる「天下り」についての知識を我々国民が得るにはうってつけの本です。
読了日:03月06日 著者:中野 雅至
誰も知らない最強の社会保障 障害年金というヒント誰も知らない最強の社会保障 障害年金というヒント感想
本書は読んだほうが良い、というか、読むべきです。 障害年金の基礎知識がわかります。 年金未納の人は悔い改めて本書を読み、自分が障害になるかもしれないリスクを考え、年金ははらいましょう。 これを監修したのが、脳脊髄液減少症患者の方とは。驚きです。確かに書いているのは、ほかの社労士ですが、だとしても、偉業です。
読了日:03月04日 著者:岩崎 眞弓,白石 美佐子,中川 洋子,中辻 優,吉原 邦明
人に強くなる極意 (青春新書インテリジェンス)人に強くなる極意 (青春新書インテリジェンス)感想
佐藤優がいかに良心的な人かわかる本ですね。 社会性がないとかそういうことで悩んでいる人は佐藤優のこの本を読んで「生き方」を学んだ方がいいですね。
読了日:03月02日 著者:佐藤 優
インチキ科学の解読法 ついつい信じてしまうトンデモ学説インチキ科学の解読法 ついつい信じてしまうトンデモ学説感想
疑似科学を徹底批判する本です。 フロイトを文学的素養がある偉人ではあるがその功績は推測という評価は面白い。 もっと面白かったのはニュートンだ。 ニュートン錬金術と聖書予言解読に人生をささげた人であり万有引力の発見はニュートンからしてみたら余芸のようなものだと捉えられていることを私が本書で知ったことだ。 なかなか面白いでしょ。
読了日:03月02日 著者:マーティン・ガードナー

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