読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

読書記録80(2020年13冊目)  西洋哲学史 古代から中世へ 熊野純彦 著 岩波新書 2020/03/14

西洋哲学の歴史を古代ギリシャからたどる哲学入門書のごとき書物です。 本書は、中世までです。 暗黒の中世と言われたその時代の哲学が、デカルトの哲学を形つくる思考を巡っていたことを説き明かしたことに私は啓蒙されました。 哲学の強大さ、を知るとても…

読書記録79(2020年12冊目)  インターネットが壊した「こころ」と「言葉」 森田幸孝 著 幻冬舎 2020/03/14

69 パソコンにより短時間で作業が進んだ反面、その短時間で済む作業量が増えてしまい、精神疾患に罹患する人が増加していることを指摘している。それは、鋭い指摘ではないだろうか。著者は、インターネットやSNSの危険性、Appleの専制独裁制を批判し、オープ…

読書記録78(2020年11冊目) 反天皇制論 新日本文学会編 亜紀書房 2020/02/29

天皇制へ闘うものは差別に闘うこと、差別に闘うものは天皇制へ闘うこと、という「沖縄から見た天皇制」に書かれた言葉に私は同意する。 反天皇制論 (1975年) メディア: -

読書記録77(読書記録2020年10冊目)  ほんとはこわい「やさしさ社会」 森真一 著 ちくまプリマ―新書 2020/02/22

やさしさには争いをあらかじめ避けたがる予防的やさしさと、間違えたり失敗しても謝罪ができて素直に受け入れられるやさしさがある。 日本社会では、後者の謝罪を認めるやさしさが非常に劣ってしまい、息苦しい社会になってしまっている。その原因が「予防的…

読書記録76(2020年9冊目) Z会速読英単語 改訂第4版 風早寛 著 Z会出版 2020/02/22

読書というより語学勉強をしていたのです。 速読英単語1 必修編 改訂第4版 作者:風早 寛 出版社/メーカー: Z会 発売日: 2004/11 メディア: 単行本

読書記録75(2020年8冊目) 平気でうそをつく人たち M.・スコット・ペック 著 草思社文庫

( ソンミ村虐殺をケースにして集団の悪を論じる章は何度も読み返したくなる。 集団の悪を論じたソンミ村虐殺の章は瞠目すべき文章だが、他の章の人間個人の邪悪性についての探求した認識を我々が本書を読むことで人間に対し、必要以上に善意を抱かなくなるの…

読書記録 2020年1月の冊数

1月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2980ナイス数:3外国人とのコミュニケーション (岩波新書)の感想著者は、チェコのプラハ生まれで、現在はオーストラリアで日本語を教えている方です。 著者は外国人は二重文化能力を要すると述べています。…

読書記録74(2020年7冊目)  なぜヒトの脳だけ大きくなったのか 濱田 穣 著 講談社ブルーバックス

農耕民の前を、狩猟採集民と人類を呼ぶが、本書で初めて知ったが、採集狩猟民ではないか、という説もあることを知った。 脳は脂肪であることも本書で知った。 人類学的への興味がわいてきます。 なぜヒトの脳だけが大きくなったのか 人類進化最大の謎に挑む …

読書記録73(読書記録6冊目)  ヒトは「いじめ」をやめられない 中野信子 著  小学館新書 2020/02/02

73 人は進化の過程で「いじめ」を獲得したのである。 それはなぜ、獲得されたのか。 人が生きるには「集団」を形成するしかなく、その「集団維持」こそが生命線であり、集団行動を乱すものが存在すると、死に直結することもあるので、いわば制裁行動として「…

読書記録72(2020年5冊目) 大人のための精神分析入門 妙木浩之 著 PHP新書 2020/02/02

本書には恐るべきことが書かれてある。精神障害や発達障害を薬物治療してしまうと、パワーアップさせてしまうということである。 精神分析はまだまだ進化過程の学問であることがわかるし、現実に使える「知」であることも本書でわかる。 大人のための精神分…

読書記録71(2020年5冊目)  外国人労働者新時代 井口泰 著  筑摩新書 2020/02/02

( 日本へ渡航し、労働者として働く外国人労働者の実態とその諸問題を分析し、解決の糸口を見出す本です。 外国人が来るから仕事が奪われる、というようなことを言う人に本書を、是非、読んでもらい、事実に触れ、偏見を取り除いてもらいたいです。 外国人労…

読書記録70(2020年4冊読了) 外国人とのコミュニケーション  J.V.:ネウストプニー 著 岩波新書 2020/01/19

( 著者は、チェコのプラハ生まれで、現在はオーストラリアで日本語を教えている方です。 著者は外国人は二重文化能力を要すると述べています。 他国の言語、文化を会得する、だからといって、もともとの出身の言語、文化を捨てる必要はない。 外国人として…

読書記録69(2020年3冊目) サバイバル宗教論  佐藤優 著 文春新書

( とにかく、「知の巨人」の知識が堪能できる。 ちなみに東京教拘置所では土用の丑の日にはウナギがでることも本書で知った。 サバイバル宗教論 (文春新書) 作者:佐藤 優 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2014/02/20 メディア: 新書

読書記録68(2020年2回目)  消える学力、消えない学力 算数で一生消えない論理思考力を育てる本 田中保成 著 ディスカバー・トェンティワン 2012/01/12

0000000008268 消える学力、消えない学力 算数で一生消えない論理思考力を育てる方法 (ディスカヴァー携書) 作者:田中 保成 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2008/08/18 メディア: 新書

読書記録67(2020年1回目)  労働判例百選  村中孝史・荒木尚志 編 有斐閣 2020/01/12 

67 判例120が収録されています。 読みとおすのに、私は2019年12月前半からかかり2020年1月10日に読み終えました。 判例分を120も読むのは人生、初めてです。 ある種の達成感がありました。 別冊ジュリスト No.197 労働判例百選 第8版 作者: 出版社/メーカー:…

読書記録 2019年に読んだ本 58冊

2019年の読書メーター読んだ本の数:58読んだページ数:15383ナイス数:126会社コンプライアンス―内部統制の条件 (講談社現代新書)の感想民主主義とは権力者を監視するシステムだという民主主義の基本から解き明かし、日本の会社がいかに「和の精神」から脱…

読書記録66 労働時間・休日・休暇の法律実務 全訂三版 安西 愈 著 中央経済社 2020/01/02

66tyo 本書は、労働行政の現場に携わった元役人が労働法について紛争などをどう判断するか、対処するか、を理解できる一冊です。 ちなみに休日と休暇は労働法、労働行政では厳密に区分されていることも本書で理解できます。 休日は労働者が労働義務が付与…

読書記録65 労働組合法 第2版  西谷敏 著 有斐閣 2020/01/02

労働組合の意義について、法を通じて解説しています。 本書には様々な労働紛争の事例が紹介されており、司法はどう見たか、ということもわかります。 労働組合法の本ですが、結果的に法を加味した闘争方法を学べます。 労働組合法 第3版 作者:西谷 敏 出版社…

読書記録64  労働法の世界[第10版] 中窪裕也 野田進 著 有斐閣 2020/01/02

労働法の基礎知識を得られます。 そして、その理解を助ける本です。 労働法の世界 第10版 作者:中窪 裕也,野田 進 出版社/メーカー: 有斐閣 発売日: 2013/04/12 メディア: 単行本(ソフトカバー)