読書のブログ 記録代わりに

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読書記録77(読書記録2020年10冊目)  ほんとはこわい「やさしさ社会」 森真一 著 ちくまプリマ―新書 2020/02/22

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:adhddeshita:20200218091544j:imageやさしさには争いをあらかじめ避けたがる予防的やさしさと、間違えたり失敗しても謝罪ができて素直に受け入れられるやさしさがある。

日本社会では、後者の謝罪を認めるやさしさが非常に劣ってしまい、息苦しい社会になってしまっている。その原因が「予防的やさしさ」だ。

「予防的やさしさ」とは、電車で席に座っていて、目の前に老人が立っていたら、席を譲ると「老人扱いすると傷つくから」という「謎の心理」である。現在の、特に日本人の若者はこの「予防的やさしさ」を身に着け、目の前に老人が立とうが、大きな足を投げ出し平気で電車の席に座り続けるのである。

そのような「やさしさ」は、私から見ると、不愉快そのものである。

 

ほんとはこわい「やさしさ社会」 (ちくまプリマー新書)

ほんとはこわい「やさしさ社会」 (ちくまプリマー新書)