読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

読書記録158(2021年23冊目) 法とは何か 新版 渡辺洋三 著 岩波新書 

 

f:id:adhddeshita:20210403190744j:image

本書は、日本政府の諸問題を法社会学にメスを入れた本である。日本は戦前の天皇制国家から「お上」意識が社会に浸透し、そのことが日本政府の強大な官僚制、また保守政党、財界が日本を支配している「構造」を鋭くえぐりだした。日本の強大な行政権力は、司法国家、立法国家優先という民主主義の根幹を破壊している。我々は、その破壊されている民主主義国家に生きているのである。

日本を真正な民主主義国家へ変えなくてはならない。

私は、読後、なおさら、そう強く感じた。

読書期間2021年4月1日~6日

 

法とは何か 新版 (岩波新書)

法とは何か 新版 (岩波新書)