読書のブログ 記録代わりに

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読書記録104(2020年37冊目) 労働のなかの復権 熊沢誠 著 三一新書 2020/07/10

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経済成長時代の企業の暗闇を鋭くえぐりだす。
現在は、新自由主義であり、経済成長の頃は、総中流化ができていた、という現在の誤解を解く為にも必要な本である。
資本はいつでも、労働者を搾取、収奪し、特に日本は、最も資本が労働者を抑圧し、差別的に扱うことを、論じている。

マルクス主義的タームは使われていないが、資本論の労働システムとしての理論を完全に咀嚼し、本書に生命力を与えている。

 

 

労働のなかの復権 (三一新書)