読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

2021年1月読書記録まとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2071
ナイス数:12

速読英単語 (1) 必修編 改訂第5版速読英単語 (1) 必修編 改訂第5版感想
生活の合間に時間を見つけては、英語を独学で学ぼうと考え、適当にブックオフで本書を見つけ、買ってきて、文章を読んだり、書いたり、音読したりした。 同時にラジオ英会話も行った。 果たして英語力が身についたのか、自分ではわからない。 とにかく、たくさんの英文を読むことが大事だということがわかった。
読了日:01月31日 著者:風早 寛
異常な契約-TPPの仮面を剥ぐ異常な契約-TPPの仮面を剥ぐ感想
本書は、ニュージーランドやオーストラリアを例にあげて、極端な規制緩和アメリカとのFTAで、ニュージーランドやオーストラリアはいかに被害を蒙ったか、など詳細にわたって18人もの著者が分析し、そしてTPPとは何か?をつきつけるきわめて重厚な一冊である。 なにしろ、約10.5ポイント、22行、二段組、本文だけで314ページもある。 読後感は、私自身、達成感を感じた。
読了日:01月31日 著者:ジェーン・ケルシー(Jane Kelsey)
オイディプス王(ソポクレス) (岩波文庫)オイディプス王(ソポクレス) (岩波文庫)感想
フロイトエディプス・コンプレックスは、『オイディプス王』からとられた疾患名である。しかし、私は53歳になって、はじめてこの偉大な悲劇『オイディプス王』を読み、フロイトエディプス・コンプレックスとのずれを感じた。
読了日:01月21日 著者:ソポクレス
幸福について―人生論 (新潮文庫)幸福について―人生論 (新潮文庫)感想
皮肉と諧謔、ユーモアが混じり、たのしめる一冊である。 しかし、改行がなく長文がひたすら続くので、読むのに難儀する。 そして、当然、哲学的な知識もそれとなく要求される。 実は、厄介な本である。
読了日:01月19日 著者:ショーペンハウアー
医者 井戸を掘る―アフガン旱魃との闘い医者 井戸を掘る―アフガン旱魃との闘い感想
医師・中村哲先生の男らしさと頭のよさ、そして人命救助にかける強い情熱がアフガニスタン社会に受け入れられ、タリバンさえ味方にもした。 アフガニスタンで西洋人やアメリカ人の悪口をいうものはいるが、決して、中村哲先生を悪く言う人はいない。 旱魃に陥ったアフガニスタンを救うには井戸を掘って飲料水を増やし、アフガニスタン人民の生命を救わなければならない。井戸を掘ることが医療行為の一環なのである。 アフガニスタン人民を難民化させなかった中村哲先生は、もはや、アフガニスタンの英雄である。
読了日:01月12日 著者:中村 哲
テレビが伝えない憲法の話 (PHP新書)テレビが伝えない憲法の話 (PHP新書)感想
本書は、日本国憲法をわかったつもりやわかりやすいフレーズで解釈しスローガンにしてしまう人たちを批判している。 それもまた、ユーモラスな形式で分析し、論証し、批判する。 わかったつもりの代表の一つに国民主権三権分立である。 国民主権三権分立は実は、矛盾している。 その矛盾を論証し、そして、その矛盾が弁証法的に止揚されていく。 論証を学ぶなら本書は必須の本である。
読了日:01月07日 著者:木村 草太
初学者のための憲法学初学者のための憲法学感想
法に関する書物を読むと、法に対しての新しい知見を得られる。 例えば、本書では、日本国憲法は、諸外国には見られない刑事手続きの詳細な規定が定められてあり、このことが日本国憲法の特徴だというようなことが書かれてある。 また、本書は、常に日本国憲法大日本帝国憲法との比較をして、日本国憲法がいかに実質的な立憲主義憲法であるかを説明していく。 私は、今まで何冊か憲法の本を読んできたが、本書のような見方がバランスある見方だと感じた。
読了日:01月03日 著者:麻生 多聞,土屋 清,三宅 裕一郎,馬場 里美,飯島 滋明,實原 隆志,志田 陽子,奥田 喜道,榎澤 幸広,福嶋 敏明,青山 豊,岡村 みちる

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