読書記録163(2021年28冊目) 不安の病理 笠原嘉 著 岩波新書
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読書期間2021年5月5日~8日
本書には、名言がいくつかあり、私が気に入っているものをぬきだして書くと、「精神の病は不道徳が原因ではないということは精神医学の常識である。」という言葉である。この言葉で精神疾患の方は救われないだろうか。私は救われた思いがする。
本書を読んでよかった。
読書記録162(2021年27冊目) 近代化の人間的基礎 大塚久雄 著 筑摩叢書
読書記録161 (2021年26冊目) 民主主義 文部省著作教科書 文部省 著
読書期間4月19日~4月29日
民主主義とは何か。本書ではそれは政体ではあるが、人々の心にある、と言い切る。
いくら政治制度が民主主義に見えようが、精神が伴わないと独裁主義へ陥るのだと、論ずる。
文部省は1948年当時はましだったのだなあ。
読書記録160(2021年25冊目) 可能なるコミュニズム 柄谷行人編著 太田出版
読書記録159(2021年24冊目) 裁判員制度の正体 西野喜一 著 講談社現代新書
2021年3月読書記録
3月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2274
ナイス数:7
現代の国際政治 (講談社学術文庫)の感想
米ソ二極体制をソ連、米国の両国の事情を分析しながら、二極体制の時代のはじまりから終わりまでを論じる。 この二極体制の「国際政治」を知ることが、現在を知ることにもなる。
読了日:03月31日 著者:高坂 正堯
沈黙(新潮文庫)の感想
スコセッシが映画化したくなるのもわかる。 私は映画を見て、原作も読みました。 満足しました。
読了日:03月27日 著者:遠藤周作
科学と宗教と死 (集英社新書)の感想
本書は、一言でいえば祈りの書物である。 著者・加賀乙彦の人生と重ね合わせられて、説かれる科学とは?宗教とは?死とは? という人類にとって欠かせないテーマを祈りのように書かれた書物である。 私も、影響されて、本書で紹介された『歎異抄』を読みたくなってきた。 そして、私もまた、カトリックの洗礼を受けたくなってきたのである。
読了日:03月23日 著者:加賀 乙彦
日本キリスト教史の感想
日本はフランシスコ・ザビエルの布教以来、秀吉の禁教令、徳川幕府の過酷な弾圧、大日本帝国政府の干渉などにより、自由な布教活動ができなかった。キリスト教が、自由な布教活動ができるようになったのは、大日本帝国が敗戦してからである。一体、それまでにどれだけの人数のキリスト教徒が、秀吉や徳川、大日本帝国に殺されたか。考えるだけで恐ろしい。 日本人がキリスト教を「自然」と感じられるようになったらそのときこそ民主主義の実現であるといってよいくらいだ。
読了日:03月22日 著者:五野井 隆史
迷ったときの聖書活用術 (文春新書)の感想
ごく平凡な人へ向けて書かれた聖書ガイドである。 著者は、企業人だが、聖書を相当、深く読み込んでいる。 必読してもらいたい。
読了日:03月15日 著者:小形 真訓
英語速修マニュアル (ちくま新書)の感想
自分自身、語学に才能がないのかもしれない、と感じた本です。 というのは、語学に興味があれば、興味深々で本書を読むのでしょうが、 途中からくたびれて、最後まで読み通すことができませんでした。
読了日:03月14日 著者:山崎 紀美子
中学版 速読英単語 高校入試突破のための必須1300語の感想
語学を独学で学んでいるが、ブックオフで本書を見つけ、暇を見ては読んでいた。 私自身、英語を身に着ける力が弱すぎるかもしれないと感じた。
読了日:03月07日 著者:風早寛
刑法入門 (岩波新書)の感想
刑法にはなぜ罰則があるのか、という初心者の疑問に答えるような形で書かれてあるが、刑法独自の法律用語が頻出するので、頭脳をフル回転しないと、理解できない。 また、刑法独自の考え方に沿って理論として説明しているのも、難解といえば難解である。 刑法は憲法よりはるかにむつかしい。
読了日:03月07日 著者:山口 厚
ペレストロイカの感想
途中でくたびれて、最後まで読むことができませんでした。 しかし、ゴルバチョフの世界平和、核廃絶への熱い情熱は伝わってきた。
読了日:03月03日 著者:ミハイル ゴルバチョフ
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