読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

読書記録134(2020年67冊目) ハーバードケネディスクールからのメッセージ 池田洋一郎 著 英治出版 2020年12月23日~30日読書期間

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本書こそ、まさに、最後のいくつか列挙した結論さえ読めばすべてがわかってしまうような本の見本である。本書の結論で使われたキーワードである「role」は、本書では、最後の結論さえ読んで、全部を通読し、時間を無駄にしないように、というのが本書の「role」である。

もっとも、その結論に至る過程は、通読しないと納得しがたいものがあるかもしれない。やはり、通読してくださいね。

心の過程と客観的事実が混在して書かれてあるので、一種の旅行体験記と考えればよい。

本書のキーワードである「官民共働」と「民営化」とは別次元である。

「民営化」とは、ある意味、国民の政府依存の逆証明でもあるのだ。

そのことさえ理解できれば「民営化」という文字に踊らされず、自助を意味する「self-help」に反発がなくなるだろう。

自分が何をするかは、自分で決める。それが本書の大きなメッセージだ。

 

ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ 世界を変えてみたくなる留学