読書のブログ 記録代わりに

読書した本を記録代わりに感想などを含めて書いていくブログです。

読書記録128(2020年61冊) 自壊するアメリカ 赤木昭夫 著 ちくま新書 2020年11月28日読了

サウジアラビアは失業率30%であることを本書で知る。そんな国だとアルカイダが生まれてもおかしくない。アルカイダサウジアラビア王室に不満を抱き、イスラムの聖地・メッカ近くに米軍基地があることに怒りを懐き、9.11同時多発テロが起きたことがわかる。とはいえ、テロを認めているのではない、著者は、背景から、分析をしている。

サウジアラビア王室の腐敗が続き、アメリカ独り勝ちが進めば、アルカイダの後続は増加するだろう。

ちなみに、9.11同時多発テロでブッシュJr大統領が各国首脳へ電話会談をした。当然、英国のブレア首相、フランスのシラク大統領など電話会談をしているが、小泉純一郎首相とは電話会談をしていない。日本は格下にみられているのだ。日本が格下に見られているとしても私は何ら感じない。なぜなら、憲法上、軍事制約がある日本へテロ対策で何を話すのか、である。だからといって、日本の憲法を「テロ」のために変える必要はない、と私は考える。日本はテロや紛争があれば、医療支援、難民支援など平和外交を行うべきだからである。

f:id:adhddeshita:20201128171356j:image