読書記録127(2020年60冊) 「官僚」がよくわかる本 寺脇研 著 アスコム 2020年11月26日読了
本書を読んでいる途中だが、官僚という生き物に問題があることがわかる。
例えば、民主党政権のとき、長妻昭厚労大臣が厚労省へ初登庁した日、官僚は誰も挨拶をしなかったのだ。
民主党政権は、自民党と癒着した官僚を、日本国憲法第15条の条文通りに「全体の奉仕者」へ変えられるチャンスだったのだ。
だが、野田退陣デモという愚かな行為が、民主党政権を大敗させ、自民党へ復活し、変わりたくない時代錯誤の官僚は安倍政権7年半を必死で支えたのである。
一言でいえば、霞が関は、民主党政権にサボタージュをしたのである。
その挙句が、現在の安倍~菅義偉政権だ。
国民も民主党政権を他人事のように見ていたのではないか。
このまま、自公政権が続けば、自民党政治家とともに官僚たちはもっと腐敗していくだろう。