最初から突っ込んだ問題から始めている。これは凡百の労働本ではない、と私は断言する。
本書を読むと団結権が生まれた歴史的経緯までわかる。
労働組合がなぜ労働者にとって必要かを根本的に書いてある。
それは、生存のための権利、だからだ。
余りにも本書は労働者の立場に立ち、非常にシンプルな言葉でなぜ団結権があるのかなどをカラダにしみこむかのように書いてある。全国の労働者はこの本の復刊を岩波へ要求しよう。
私はサイトを通じ復刊を要求した。
徹底的に労働者側に立つ法律解釈、判例の読み方、そして労働協約とは何か、なぜ、官公労には労働三権が制限されてしまったかを事実から辿る、労働者のための本です