2019-03-10 読書記録22 人間マルクス ピエール・デュラン 著 岩波新書 2019/03/10 1971年、岩波新書で刊行された本書にも、マルクスの墓は暴漢によって破壊されたと書かれてある。最近もマルクスの墓は落書きをされた。マルクス、憎まれやすいのか。 本書は、マルクスとその妻ジェニーとの愛を巡って書いてある。結婚する前のジェニーのマルクスへの手紙は愛に憑かれた女神のようである。 マルクスとヘレーネ・デムートのあいだに生まれた子供であるフリードリヒ・デムートは、1929年1月28日、莫大な遺産を残して死んだことを本書で知る。 カールとジェニーは固い愛情と絆で結ばれていた。 マルクスはジェニーを深く愛していた。 マルクスの「愛」がわかる本である。 人間マルクス その愛の生涯 (岩波新書) 作者: ピエール・デュラン,大塚幸男 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1971/06/25 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る