刑法にはなぜ罰則があるのか、という初心者の疑問に答えるような形で書かれてあるが、刑法独自の法律用語が頻出するので、頭脳をフル回転しないと、理解できない。 また、刑法独自の考え方に沿って理論として説明しているのも、難解といえば難解である。 刑…
ー 途中でくたびれて、最後まで読むことができませんでした。 しかし、ゴルバチョフの世界平和、核廃絶への熱い情熱は伝わってきた。ゴルバチョフは、絶えず、レーニンへ戻る。それが、ペレストロイカの核心である。 ペレストロイカ 作者:ミハイル ゴルバチ…
2020年8月号だが、この雑誌の記事の分析とおりに現実が進んでいることに驚きを禁じざるを得ない。
佐藤優氏は、現在、新・帝国主義の時代と捉え、我々、日本人の生き残り方を見つけていく。基本的に反革命が佐藤優氏の立場だから、ある意味、リアルに見ている。 内容は半端なく難解だが、文章は読みやすいので、2日で読めた。 難解と2日で読めた、というの…
ゴーゴリーの「外套」は黒澤明の「生きる」を想起させるヒューマニズムあふれる作品である。 「鼻」はユーモラスな小品で、ロシアの圧政に苦しむ人民の「癒し」になったのではないか。 すばらしい小説を堪能できた。 外套・鼻 (岩波文庫) 作者:ゴーゴリ 発売…
1月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2071ナイス数:12速読英単語 (1) 必修編 改訂第5版の感想 生活の合間に時間を見つけては、英語を独学で学ぼうと考え、適当にブックオフで本書を見つけ、買ってきて、文章を読んだり、書いたり、音読したり…
環境倫理を地球上の伝統思想からポストモダンに分け入り、論じる書物である。 ユダヤーキリスト教、ヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教、老荘思想、儒教、インディアンの教え、インディオ、ポリネシア、アフリカ人らの伝統思想、ポストモダンの思想に分け入り、…
入門書にしては詳細に書いてある。なんと、最初は、本書は、カッパブックスだったのだ。当時の光文社は、凄すぎる。 マルクスとエンゲルスの思想から始まり、ベルンシュタイン、カウツキーを経て、レーニン、スターリンへと至り、中ソ論争、アメリカのマルク…
本書は、著者の父が学者であり、その学者の父ととともにハンガリーへ同伴し、それまでの「愚行」を反省し、そして、何をしてよいのかわからない息子へマルクスを読ませた結果、息子は「天然菌」と「自然栽培」のパン屋を開くまでの試行錯誤を繰り返す本であ…
生活の合間に時間を見つけては、英語を独学で学ぼうと考え、適当にブックオフで本書を見つけ、買ってきて、文章を読んだり、書いたり、音読したりした。 同時にラジオ英会話も行った。 果たして英語力が身についたのか、自分ではわからない。 とにかく、たく…
本書は、ニュージーランドやオーストラリアを例にあげて、極端な規制緩和、アメリカとのFTAで、ニュージーランドやオーストラリアはいかに被害を蒙ったか、など詳細にわたって18人もの著者が分析し、そしてTPPとは何か?をつきつけるきわめて重厚な一冊であ…
フロイトのエディプス・コンプレックスは、『オイディプス王』からとられた疾患名である。しかし、私は53歳になって、はじめてこの偉大な悲劇『オイディプス王』を読み、フロイトのエディプス・コンプレックスとのずれを感じた。 フロイトは、息子が自分の母…
皮肉と諧謔、ユーモアが混じり、たのしめる一冊である。 しかし、改行がなく長文がひたすら続くので、読むのに難儀する。 そして、当然、哲学的な知識もそれとなく要求される。 実は、厄介な本である。 幸福について―人生論 (新潮文庫) 作者:ショーペンハウ…
医師・中村哲先生の男らしさと頭のよさ、そして人命救助にかける強い情熱がアフガニスタン社会に受け入れられ、タリバンさえ味方にもした。 アフガニスタンで西洋人やアメリカ人の悪口をいうものはいるが、決して、中村哲先生を悪く言う人はいない。 旱魃に…
本書は、日本国憲法をわかったつもりやわかりやすいフレーズで解釈しスローガンにしてしまう人たちを批判している。 それもまた、ユーモラスな形式で分析し、論証し、批判する。 わかったつもりの代表の一つに国民主権と三権分立である。 国民主権と三権分立…
法に関する書物を読むと、法に対しての新しい知見を得られる。 例えば、本書では、日本国憲法は、諸外国には見られない刑事手続きの詳細な規定が定められてあり、このことが日本国憲法の特徴だというようなことが書かれてある。 また、本書は、常に日本国憲…
134 本書こそ、まさに、最後のいくつか列挙した結論さえ読めばすべてがわかってしまうような本の見本である。本書の結論で使われたキーワードである「role」は、本書では、最後の結論さえ読んで、全部を通読し、時間を無駄にしないように、というのが本書の…
ディベートという日本では馴染みのない議論形式を応用して、自分の人生を自分の頭と足で決めていくことを勧める本である。 ディベートとは、ある具体的な問題に対し、賛成、反対のどちらかにつき、準備を整えて議論していくルールに則った一種のテクニック・…
カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの共著『共産党宣言』を幼稚な感情論と言い切ってしまう著者の本の読み方である。 著者は「学習」と「独学」は全く別次元だと語っている。 学習とは「まねる」というような子供の行為であり、大人は「独学」して…
グーグルは、ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンのエンジニア2人が意気投合し、創業した「検索」を目的としたIT企業である。 無料をアピールしているため、著作権保護にこだわる既存のメディアである新聞、出版社、テレビ局、映画産業から目の敵にされてしま…
私は、英語の勉強として、ラジオ英会話をしている。 アプリを使って行っているので、一か月遅れである。 NHK語学講座のアプリは以下からダウンロードできる。 お手持ちのスマートフォンにインストールして勉強されたらいかがでしょうか。 www2.nhk.or.jp 私…
本書で知り得たこと。 1.アメリカが南米不法移民を新型コロナウイルス検査をせずに帰還させるのでアメリカが新型コロナウイルスの輸出国になってしまったこと。 2.ロシアのツンドラが10万年に1度という異常高温で危険なことになっていること。 ほかにも濃い…
サウジアラビアは失業率30%であることを本書で知る。そんな国だとアルカイダが生まれてもおかしくない。アルカイダはサウジアラビア王室に不満を抱き、イスラムの聖地・メッカ近くに米軍基地があることに怒りを懐き、9.11同時多発テロが起きたことがわかる。…
本書を読んでいる途中だが、官僚という生き物に問題があることがわかる。例えば、民主党政権のとき、長妻昭厚労大臣が厚労省へ初登庁した日、官僚は誰も挨拶をしなかったのだ。 民主党政権は、自民党と癒着した官僚を、日本国憲法第15条の条文通りに「全体の…
現在、私は、ダニエル・デフォーの「ロビンソン漂流記」を読んでいるが、主人公・ロビンソンの見方は、文明を知っている者から見た、孤独な遭難者の見方である。もともと、未開人であれば、ロビンソンのような見方はしないが、未開人は集団生活をしている。…
10月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:2755ナイス数:5外国語の学び方 (1962年) (岩波新書)の感想外国語を学ぶのは継続、それしかない。 そして、よき師に巡り合うこと。 あとがきには、正しい方法でやっていても、単語をすぐ忘れてしまう、と…
ヒラリーとの大統領選挙で、民主党の地盤でもある労組が強く白人労働者たちが生活する地域をトランプが勝利できたのは、私が現在、途中まで読んだ「炎と怒り トランプ政権の内幕」によると、バノンの戦略でトランプが奪いとったものだということを私は、その…
本書は原文は英文である。 英文の特徴を備えているので、日本よりも早く海外で翻訳がなされたのである。 原文は英語で、日本語訳が最も遅く、著者の内村鑑三が死んでから昭和になってはじめて翻訳されたのである。署名の「余は如何にして基督信徒となりし乎…
外国語を学ぶのは継続、それしかない。 そして、よき師に巡り合うこと。 あとがきには、正しい方法でやっていても、単語をすぐ忘れてしまう、といったようなことでやる気をなくし、あきらめてしまう、というようなことが書かれている。 あとがきを読んで、私…
2年位前から少しずつ聖書を読んできた。 私は、キリスト教にもユダヤ教にも信仰心はない。 教養として身に着けたいだけであった。 発見だったのは、イエス・キリストと12使徒を迫害しようとしてきた者へペトロが剣で耳をそぎ落とし、イエス・キリストが「も…