読書記録43 外務省に告ぐ 佐藤優 著 新潮文庫 2019/07/18
以前から、私は佐藤優はマルクスも論じることができ、なおかつ、右寄りの主張もできるのかが、不思議だった。本書の「亡き母にとって沖縄と日本」を読み、私はその不思議がすっきりした。
そして、佐藤優は月間1000枚を原稿に書ける驚異的な持ち主だが、その才能も「亡き母にとって沖縄と日本」を読み、納得できた。それは琉球語にとっての「魂」を表す「マブイ」に関わることなのだ。
もっとも私が考えるには月間1000枚という驚異的な枚数を稼ぐにはパソコンのキーボード入力が早く正確なのだろう、と考えた。このパソコンの能力はあくまで私の憶測である。その能力こそ外務省でワープロを叩きながら訓練した結果だろう、と私は考えるのである。
読書記録42 枝野幸男、魂の3時間大演説 ハーパー・ビジネス・オンライン 編 扶桑社 2019/07/17
現在、参院選選挙真っ最中のさなかですが、改めて枝野幸男氏の演説をまとめた本書を読み、選挙投票先を決める判断材料にすべきだと思います。
本書は、簡潔に安倍政権の問題点を指摘しています。
安倍晋三が枝野を嫌がる理由も本書を読めばわかります。
枝野のような能力がある政治家が埋もれてしまうのは残念だと私は考えます。
現在、山本太郎の派手な選挙活動が取りざたされており、まるで庶民を代弁したかのような盛り上がりをネットで取りざたされていますが、山本太郎は感極まって「泣く」ような情緒不安定ではないかと疑う感情を持っていたり、「本気」というようなヤンキー煽り言葉を使用したり、とても品位があるとは私には感じられません。
枝野は「本気」というようなヤンキー煽り言葉を使わず、事実と理論で演説をします。
演説とは何かがわかる本です。
緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説「安倍政権が不信任に足る7つの理由」
- 作者: 解説上西充子,解説田中信一郎,ハーバービジネスオンライン編集部
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2018/08/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読書記録41 ヒトの本性 川合伸幸 著 講談社現代新書 2019/07/13
本書は、人間に希望を与える本と言ってよい。
なぜなら、ヒトの本性とは、協力行動をすることだ、ということだからだ。
ヒトの本性は「利他」なのだ。
読書記録40 法律を読む技術・学ぶ技術 吉田利宏 著 ダイヤモンド社 2019/07/12
法律の読み方を「かつ」「又は」といったレベルから教える本です。
実務家向けです。
元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術[第2版]
- 作者: 吉田利宏
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/04/06
- メディア: 単行本
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読書記録 2019年6月読書記録
6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1324
ナイス数:8
発達障害者支援法ガイドブックの感想
発達障害の理解を助ける本です。
読了日:06月30日 著者:
心の病と社会復帰 (岩波新書)の感想
現在のように就労継続支援事業所や就労移行支援がある前の精神疾患者の社会復帰の本です。 きめ細かな支援が就労支援の成功のポイントという事がよくわかります。
読了日:06月30日 著者:蜂矢 英彦
はじめての労働基準法100問100答 (アスカビジネス)の感想
労働基準法の基礎を理解できます。 そして、通常、私たちが何気なく使っている言葉である非正規や正規も法律用語ではなく、倒産も法律用語ではないことも知りえます。 ちなみに就業規則は労基署へ届けた法的根拠があるものですが、社則には単なる経営側のマイ掟ですので全く法的根拠がないことも本書で確認できます。 様々な具体例に応じて、労働者にとっての法的対処法が記述されていますので、読みやすいです。 労働者の必読書です。
読了日:06月21日 著者:神田 将
21世紀の企業像 (同時代ライブラリー (306))の感想
本書は、日本企業の日本型経営を批判し、大企業解体を通じて21世紀の企業像を探る本です。
読了日:06月15日 著者:奥村 宏
正しく読み、深く考える 日本語論理トレーニング (講談社現代新書)の感想
本書は、日本の国語教育は、道徳教育と呼ばれるようなものだとバッサリ切り捨てています。私もこの見方に頷きます。 本書はその日本の国語教育に正反対である論理的に読む訓練のための本です。 何回か読んでいこうと私は考えています。
読了日:06月15日 著者:中井 浩一
読書メーター
読書記録39 どうして英語が使えない? 酒井邦秀 著 ちくま学芸文庫 2019/07/07
学校英語への容赦なき批判です。
受験参考書「でる単」「基礎英語公文700」を詳細に分析し、受験では使えても現実には使えない悲惨な本とみる。受験では使えても、現実には使えないということは受験英語が到達点である学校英語そのものが非現実であり、架空の人工言語だ、と批判する。
確かに学校で習った英語が息苦しくつまらなかったのは、「架空の人工英語」だったからでしょう。その英文、使うのか、という羅列と文法の規則を頭に詰め込み、さらに返り読みでまったく英語には興味を持てないどころか必要性を感じられなかった。しかも英文は説教臭いしね。
だが、本書は生きた使える英語を身に着けるには「多読」がベストという。
そして発音は映画を見よ、ということです。
多読テキストのポイントは、と~ってもやさしいテキストがよく、英国のgraded reader の初級から行うのがベストな実践だということです。
本書で紹介されているgraded readerの一つを紹介します。
Level 1: Michael Jordan (Pearson English Graded Readers) (English Edition)
- 作者: Nancy Taylor
- 出版社/メーカー: Pearson Education
- 発売日: 2015/09/07
- メディア: Kindle版
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ほかにも様々あり、飽きたら、次々、とっかえひっかえ読んでいけば、「体」が覚えていくそうだ。
どうして英語が使えない?―「学校英語」につける薬 (ちくまライブラリー)
- 作者: 酒井邦秀
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1993/04
- メディア: 単行本
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読書記録 38 発達障害者支援法ガイドブック 発達障害者支援法ガイドブック編集委員会 編 2019/06/30
発達障害の理解を助ける本です。