読書記録23 労働者の法律問題 後藤昌次郎 著 岩波新書 2019/03/30
読書記録22 人間マルクス ピエール・デュラン 著 岩波新書 2019/03/10
読書記録21 君たちはどう生きるか 吉野源三郎 著 岩波文庫 2019/03/10
主人公コぺルの友人・浦川くんは豆腐屋のせがれだが、それを「貧しき友」という章のタイトルにするそのセンスの悪さにあきれました。
とはいえ、友情や裏切りという道徳的概念をわかりやすく教えるには、本書が最適かと私は判断します。
そして、もう一つわかったことは戦前の教養主義とはブルジョアによって独占されていたことも本書でわかります。そのシンボルが主人公・コペル君の親友・水谷君のおねえさんかつ子さんです。彼女こそ、ブルジョア教養主義のマドンナです。ちなみにかつ子さんに対して、本書解説の丸山真男は「小娘」と表現しています。
それはさておき、戦前戦中の自由主義のよき空気を伝える本です。
本書が新潮社小国民文庫で出版された1937年は満州事変が1931年に起き、軍国主義台頭著しい日本のその年です。
以下はコミックですが、こちらは読んでいません。
読書記録19 障害年金というヒント 中井宏 監修 最強の社労士チーム 共著 三五館 2019/03/04
本書は読んだほうが良い、というか、読むべきです。
障害年金の基礎知識がわかります。
年金未納の人は悔い改めて本書を読み、自分が障害になるかもしれないリスクを考え、年金ははらいましょう。
これを監修したのが、脳脊髄液減少症患者の方とは。驚きです。確かに書いているのは、ほかの社労士ですが、だとしても、偉業です。
読書記録 2月まとめ
今回はあまりにも読書冊数が少ない。
「天皇制に関する理論的諸問題」を読むのが困難だったからだ。だが、本書のおかげで天皇制について何が問題点であるかもわかった。
本書はもっと広く知られてよい。
2月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1445
ナイス数:14
哲学のすすめ (1966年) (講談社現代新書)の感想
本書はあらゆる学問にも「哲学」が付随しているということを説明していく。 そして、基本的人権とは何か、を哲学からいかに重要であるかを説明する。 哲学を考えなくなった日本人は現在、どうなのか、見ればよい。 そういう意味で「哲学の重要性」を丁寧に説明するとても貴重な本です。
読了日:02月25日 著者:岩崎 武雄
一生モノの受験活用術――仕事に効く知識とノウハウ(祥伝社新書464)の感想
本書はとても役に立ちます。 とにかくシステムとしての勉強法を伝授してくれます。 私は2回読みました。 また、読みます。
読了日:02月17日 著者:鎌田 浩毅,研伸館
天皇制に関する理論的諸問題 (1970年) (三一選書)の感想
カール・マルクスその人もそうだが、敵階級より内部批判を大量に行い、闘争した。神山茂夫は、日本左翼の黎明期の極左主義へ闘争した。 内部への批判、闘争が理論をマルクスにせよ、神山にせよ、高めた。 私たちは神山茂夫に学ばなければならない。
読了日:02月11日 著者:神山 茂夫
知の教室 教養は最強の武器である (文春文庫)の感想
本書で学ぶことは、本の読み方と凡人が生き抜く話術7箇条である。 本の読み方は汚して読む、ということであり、最初はシャープペンと消しゴムを用意し、1回目は線を引きながら読む、2回目は特に大事なところは線を囲みノートに書き移す、3回目は通読です。余程、大事な本の場合の読み方です。 その方法を私は本書に適用していません。 なぜか?大事な本ではないので。 1回、読めば、納得です。 佐藤優の該博な知識を得られる、お得な本でもあります。
読了日:02月02日 著者:佐藤 優
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